ウォーキングシューズの選び方とは?特徴や履くときの注意点、おすすめのシューズも紹介
ウォーキングは、日常の歩行を基にした簡単な運動であり、気軽に始められる人気のスポーツです。
ウォーキングを続けるだけでも
- 成人病の予防
- ダイエット
- 健康維持
- リラックス
など、さまざまな効果が期待できます。
ただし、ウォーキングをはじめる際には、シューズ選びが重要です。
自分に合わないシューズで運動を始めると、長時間履き続けることで指先やひざなどに違和感や痛みが生じることもあります。
その結果、始めた運動を継続することが難しくなるかもしれません。
本記事では、ウォーキングシューズについて理解を深め、正しい選び方のポイントとおすすめのウォーキングシューズを紹介します。
また、本記事の作成にあたり、山口市の靴専門店クレイン山口どうもん店のシューフィッターの方に靴に関するアドバイスを提供していただきました。
自分に合ったウォーキングシューズを選び、快適なウォーキングを楽しみながら、運動習慣を身につけましょう。
ウォーキングシューズとは
ウォーキングシューズとは、ズバリ「歩くための靴」です。
ウォーキングをする際に、単に歩くだけだと思って、靴底が薄くて軽いシューズを選んでいませんか?
まず、ウォーキングシューズの3つの特徴について説明します。
特徴1:靴底が安定している
特徴2:耐久性のある素材を使用している
特徴3:踏み出しやすいように少し重さがある
以上の特徴を理解すると、ランニングシューズやスニーカーとの違いもわかりやすいでしょう。
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
特徴1:靴底が安定している
ウォーキングシューズは、歩く際の体への負担を軽減するために設計されています。
効果的なウォーキングの歩き方は、かかとから地面に接地し、足裏全体を使って前に進み、最後につま先で蹴り出す、という動きを繰り返すことです。
そのため、ウォーキングシューズは足裏全体をサポートするために、安定した靴底が特徴と言えるでしょう。
さらに、前に進みやすくするために、フラットな靴底ではなく、つま先側よりもかかと側が厚くなっています。
これにより、歩行時の快適性と効率性が向上します。
特徴2:耐久性のある素材を使用している
ウォーキングシューズは、長持ちするように耐久性のある素材で作られているのが特徴と言えるでしょう。
それは、さまざまな天候条件下でも安定して歩けるように設計されているためです。
また、ウォーキングでは通常、かかとから着地するため、ラバーソールが使用されており、かかとがすり減りにくいのも特徴です。
特徴3:踏み出しやすいように少し重さがある
ウォーキングシューズは踏み出しやすいように、ランニングシューズよりも少し重みがあります。
その理由は、足の振り子の原理を活用し、疲れた足でもスムーズに前進できるようにするためです。
そして、厚底のデザインはさらに安定した歩行を可能にするでしょう。
ウォーキングシューズとランニングシューズの違い
ランニング時にはウォーキングよりも足にかかる負担が大きいため、ランニングシューズは足に負担をかけないように設計されています。
1秒でもタイムを短縮するために、ランニングシューズは軽量化が欠かせません。
また、ランニングは汗も多く出るため、通気性の高いメッシュ素材が使用されることがあります。
これによって足が蒸れにくく、快適な状態が保たれるでしょう。
一方、ウォーキングではかかとからの着地とつま先への体重移動が主な動きとなります。
そのため、ウォーキングシューズはかかと部分に適切な厚みを持たせるなどの設計が施されています。
これによって、足に適度な重みがかかり、歩行時の安定性が高まるでしょう。
ウォーキングシューズは、長距離を歩く際にも足への負担を軽減し、快適な歩行をサポートします。
ウォーキングシューズとスニーカーの違い
ウォーキングシューズは、その名前の通り歩くことを目的に作られた靴であり、安定感があり歩きやすいのが特徴です。
一方、スニーカーは英語のSneak(忍び寄る)が語源となっているのは意外かもしれません。
実は、スニーカーは革靴とは異なり、歩く際に音を立てないゴム底を備えた靴のことを指します。
スニーカーの中にはウォーキングシューズを含むものもあります。
さらに、バスケットボールシューズやテニスシューズなどもスニーカーの一種と言えるでしょう。
現在では、ゴム底の靴が一般的にスニーカーと呼ばれ、ファッションアイテムとしても人気があります。
スニーカーは細分化され、ウォーキングシューズなど特定の目的に特化した靴には別の名称が付けられています。
ウォーキングシューズは必ず試着して購入しよう
ウォーキングシューズを選ぶ際は、必ず試着してから決めましょう。
なぜなら、同じサイズでもメーカーや種類によって、長さや形状が異なることが多いからです。
サイズや形状が合わないシューズを履くと、指の周りや腰、ひざに痛みが生じる可能性があります。
試着時に窮屈な感じや歩きにくさ、かかとの固定感がないと感じる場合、そのシューズの購入は避けましょう。
違和感がある場合は、歩いている最中に痛みを引き起こす原因になります。
ウォーキングシューズの選択において、デザインだけに惑わされないように注意しましょう。
外見だけでなく、フィット感と機能性が重要です。
また、インターネット通販などで試着せずにサイズだけでウォーキングシューズを購入することはおすすめできません。
試着して自分の足に合うかどうかを確認することが大切です。
ウォーキングシューズを選ぶ際のポイント
足の長さだけはそんなに変わらないので、シューズは今の時代、ネットで簡単に購入できます。
ただし、デザインや足の長さだけを基準に選ぶと、合わない可能性もありますので注意してください。
また、同じサイズでも、メーカーや種類によって微妙に大きさや形が異なる場合があります。
自分でも測定できますが、以下のポイントを意識しながら、専門家の測定を受け、それに基づいて選ぶことをおすすめします。
- ポイント1:足の長さを測ろう
- ポイント2:足の幅を測ろう
- ポイント3:靴底の厚さをチェックしよう
- ポイント4:かかと部分の硬さをチェックしよう
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ポイント1:足の長さを測ろう
サイズを把握していると思いますが、本当に正しいサイズなのか確認してみましょう。
自分が気づいていないだけで、足に合っていない靴を選んでしまっている可能性もあります。
過去の測定結果に頼るのではなく、靴専門店のスタッフやシューフィッターなどの専門家に足の測定をお願いすることをおすすめします。
山口市の靴専門店クレイン山口どうもん店では専門家のアドバイスを受けながら、最適なサイズを選んでもらえます。
一般的に、つま先に10mm前後の余裕がある程度が理想的ですが、靴のサイズ表示よりも大きかったり小さかったりする場合があります(同じメーカーでも同様です)。
試着して確認することが重要です。
ポイント2:足の幅を測ろう
足のサイズを測る際には、足の長さだけでなく、足の幅もしっかりと測定することが重要です。
靴メーカーやモデルによっては、1つのサイズに複数の幅のバリエーションを提供している場合があります。
個人の足幅に合わせて適切な幅を選ぶことで、より快適な履き心地を実現できるでしょう。
自分自身の足幅についてのイメージと実際の測定結果が異なることもあるため、専門家の測定を受けることをおすすめします。
専門家のアドバイスを受けながら、自分に最適な幅を見つけましょう。
ポイント3:靴底の厚さをチェックしよう
ウォーキングシューズのクッションの厚みは重要なのでポイントです。
多くの人がウォーキングシューズを選ぶ際に、軽量で靴底が薄いシューズを選んでしまうことがありますが、おすすめできません。
実際には、全体的に薄いシューズはかかとの痛みや腰痛の原因になる可能性が高まります。
また、ウォーキングシューズを選ぶ際には、つま先とかかとのクッションの厚み差も重要です。
つま先側よりもかかと側のクッションが厚いものを選ぶと、一歩踏み出しやすくなるでしょう。
このような前後の高さ差が大きいシューズは、長時間歩いても疲れにくいのでおすすめです。
ポイント4:かかと部分の硬さをチェックしよう
ウォーキングシューズでは、ヒールカップ(かかとをしっかり守る部分)が付いているものをおすすめします。
ヒールカップがしっかりしていると、歩行時に足の運びがぶれず、安定した歩行を可能にします。
また、ヒールカップがあることで靴底の外減りを防ぎ、膝への負担を軽減できるでしょう。
軽量さのみに注目して、かかとの部分が柔らかいシューズを選んでしまうと、膝への負担が大きくなる可能性があります。
なので、ウォーキングシューズを選ぶ際には、かかと部分のヒールカップの存在や硬さにも注意を払いましょう。
かかとの硬さによって、歩行の安定性や膝への負担を軽減できます。
ウォーキングシューズを履く際の注意点
ウォーキングする前準備として一番大事なことは「めんどくさがらずに、しっかりと靴ひもを締める」ということです。
ウォーキングシューズだけでなく、どんな靴でも同じです。
素晴らしい靴を持っていても、正しい履き方をしなければ故障の原因になることもあります。
また、性能を最大限に発揮できません。
靴ひもをきちんと締めて安心して歩くことが大切で、脚のトラブルを予防することができます。
シューズを使いこなす上で、これが何よりも重要なポイントです。
靴専門店イチオシのウォーキングシューズ(BROOKSのGHOST15)
山口市の靴専門店のシューフィッターがおすすめするウォーキングシューズは、BROOKS(ブルックス)のGHOST15です。
このシューズは、先ほど紹介したシューズ選びのポイントを兼ね備えているので、その履き心地の良さに驚かれるかもしれません。
特に、つま先とかかとのクッションの厚み差が大きく、かかとの硬さも持っている割に、軽量で前進しやすいのが特徴です。
BROOKS(ブルックス)は、アメリカでナンバーワンのランニングシューズのメーカーとして知られており、アメリカで最も評価の高いブランドの一つです。
ちなみに、第2位はニューバランスで、第8位がナイキとなっています。
以下のBROOKS(ブルックス)の公式サイトで購入できますが、靴の専門店で試着して購入することをおすすめします。
自分に合ったウォーキングシューズで運動習慣を身につけよう
ウォーキングを始めたいと考えている方にとって、靴の選び方は重要なポイントです。
本記事では、山口市の靴専門店のシューフィッターのアドバイスを参考に、ウォーキングシューズの選び方や履き方、おすすめのウォーキングシューズを紹介しました。
これにより、ウォーキングシューズを選ぶ際のポイントが明確になり、自信を持って自分に合ったウォーキングシューズを選ぶことができるでしょう。
正しい靴を選ぶことで、歩行時の快適さや足への負担軽減につながります。
ぜひ、お気に入りのウォーキングシューズを手に入れて、快適に楽しく運動習慣を身につけましょう。
当サイトには、50代60代の方が運動を継続するための秘訣をまとめている記事もあります。
気になる方は、ぜひ下記記事もチェックしてみてください。
ウォーキングシューズはシューフィッターのいる靴専門店へ
今回、本記事を作成するにあたって取材したのは、山口市のジム「どうもんフィットネス」の向かいにあるクレイン山口どうもん店さんです。
運動を始めるきっかけとして、敷居が低いウォーキングですが、シューズの選び方はお客様から良く聞かれるので、今回は例としてウォーキングシューズの選び方を教わりました。
山口市にあるこの靴専門店ではシューフィッターが靴の選び方だけでなく、健康な履き方に関するアドバイスまで提供しています。
ウォーキングシューズ以外にも、運動を始めるなら、用途に合わせて自分に合ったシューズ選びが必要です。
気になる方は、ぜひ立ち寄ってみてください。